数年前には全体が弾けましたが、久しぶりに弾いてみると曖昧な個所が結構ありました。録音してみたら案の定ボロボロでした。 今回部分録音として取り上げたのは、英雄ポロネーズの有名な左オクターブ連打の場面。
有名な場面で、だいたいこのくらいの速度で弾かないと雰囲気は出ないようです。ほとんどやけくそになって弾いています。右の荒れ模様からも察せられることでしょう。転調後は、力尽きました。
ところで、この部分のペダルみなさんどうやっているのでしょうか。五線譜にちりばめられたように配置された右に合わせると、どうしても規則的な左に不自然な響きが漏れてしまいます。
どうしても踏まなければならないのが大詰めの場面。『クープランの墓』のトッカータに音響が煮詰まるタイプのクライマックスがありますが、ペルルミュテールのペダリングは、楽譜を見ただけでも巧妙です。音響が煮詰まるとは、強弱変化の回数を増やすということなのかもしれません。
Polonaises, Piano Wn a VI, Op. 26, 40, 44, 53, 61
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